アメリカの大手歯科医療機器メーカーのアライン・テクノロジーが、2025年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は10億1000万ドル(約1485億円)で、前年同期比で1.6%のマイナスとなった。主力製品の歯科矯正用アライナー「インヴィザライン」の売上高は8億460万ドル(約1183ドル)で、前年同期比で3.3%のマイナスだった。「インヴィザライン」の出荷台数は64万4370台で、前年同期比で若干のプラスとなった。経常収支は1億246億ドル(約183億1620万円)の黒字だった。
2025年度第2四半期決算についてアライン・テクノロジーのジョー・ホーガンCEOは、(プラスとマイナスが)ミックスされた結果であったとして、アライナーの出荷台数が想定程伸びなかったとコメントした。「インヴィザライン」に対する消費者の関心は高いものの、価格の問題や経済環境の不透明性などが実際の購入のハードルになっているとも指摘した。
アライン・テクノロジーはアライナーを3Dプリンターで製造している。同社は設立当初よりスリーディーシステムズのSLA3Dプリンターの優良ユーザーであり、今も大量のスリーディーシステムズ製3Dプリンターを活用していることで知られている。