ドイツの工業エレクトロニクス機器メーカーのTRUMPFが、アディティブ・マニュファクチャリング事業を売却する。ドイツ現地メディアの報道によると、TRUMPFはハードウェアを含むアディティブ・マニュファクチャリング事業のすべてをドイツ・ミュンヘンに拠点を置くプライベートエクイティファンドのオプチュニティーズⅢへ売却する。ドイツとアメリカで勤務している従業員はそのままオプチュニティーズⅢが引き継ぐ。
TRUMPFのアディティブ・マニュファクチャリング担当部長のマティアス・ヒメルズバッハ氏は、「(大手金融グループの)DUBAGグループ傘下のオポチュニティーⅢが我々のアディティブ・マニュファクチャリングビジネスのニューオーナーになることを歓迎します。我々の製品開発を継続し、ユーザーに製品とコンサルティングを提供してゆくことが可能になります。サステナブルな未来に向けてビジネス全体をリードしてくれるでしょう」とコメントしている。
TRUMPFは、1923年設立のドイツの工業エレクトロニクス機器メーカー。レーザーカッター、溶接システム、オートメーションソルーション、アディティブ・マニュファクチャリング機器などを各種の産業ユーザーに提供している。