アメリカのハンドメイドクラフト販売プラットフォームのEtsyが、Etsyで販売される3Dプリントグッズの製造販売ルールを変更した。
Etsyが更新した「クリエイティビティ・スタンダード」は、「レーザープリンター、3Dプリンター、CNC、クリカットマシンなどで製造されるアイテムについては、セラーのオリジナルデザインである必要があり、バイヤーの注文に応じてパーソナライズやカスタマイズされたものである必要があります」と定めている。
Etsyの新ルールに従った場合、Thingiverseなどの3Dモデルシェアリングプラットフォームで入手した3Dモデルを3Dプリンターで造形して販売するといったことが出来なくなる。
Etsyに詳しいある関係者は、今回の新ルールの適用により、一般に流通している3Dモデルを3Dプリンターで出力して販売する「フレキシ・ドラゴンスパム」が出来なくなり、意匠デザインなどについてのライセンシングのトラブルなどが減少する可能性があるとしている。
Etsyは2005年設立の、アメリカのハンドメイドクラフト販売プラットフォーム。セラーおよびバイヤーの双方に使いやすいインターフェースなどが支持を集め、今日までに全世界で800万人のセラーと9600万人のバイヤーをマッチングさせる巨大プラットフォームに成長している。