Ursa Majorが16機の超音速航空機用3Dプリントエンジン製造契約を獲得

コロラド州に拠点を置くロケットエンジン製造ベンチャー企業のUrsa Major(アーサ・メジャー)が、航空機用試験受託企業ストラトラーンチから16機の超音速航空機用3Dプリントエンジン製造契約を獲得した。

アメリカ現地メディアの報道によると、契約規模は3290万ドル(約47億7050万ドル)で、ストラトラーンチの試験航空機Talon-A1に搭載されるという。Talon-AIは、飛行速度マッハ5を超える超音速航空機。

エンジンは、Velo3Dのメタル3Dプリンターで製造した主要パートで構成されている。

Ursa Majorのダン・ジャブロンスキーCEOは、「この契約の獲得により、アメリカの超音速航空機の試験環境をサポートし、アメリカの安全保障に寄与することが可能になります。ストラトラーンチのパートナーとして、高速で、スケールされた、妥協のないパフォーマンスを発揮するエンジンを供給したいと思います」とコメントしている。

Ursa Majorは2015年設立。これまでにアメリカ空軍に複数のロケットエンジンを供給してきたほか、民間航空機メーカーなどにも各種の航空機用エンジンやロケットエンジンなどを提供している。