オーストラリアのメタル3Dプリンティングサービスビューローでオーストラリア証券取引所上場のティトミックが、米アラバマ州ハンツビルに北米工場を開設した。ハンツビル工場では、主にアメリカの防衛や航空宇宙の産業ユーザーを対象に各種のメタル3Dプリンティングサービスを提供する。
現地時間の2025年6月2日に執り行われた開設式には各ユーザーや地元の要人などが多数招かれ、リボンカットセレモニーが行われた。
広さ5万9000平方フィート(約5481.2平方メートル)の広さの敷地には、TKF1000シリーズ、D523シリーズなどのコールドスプレー・アディティブ・マニュファクチャリング用メタル3Dプリンターなどが設置されている他、アメリカ営業ヘッドクォーターも併設されている。
ハンツビル(Huntsville)はアラバマ州・マディソン郡の郡庁所在地で、人口は21万5000任。NASAのマーシャル宇宙飛行センターが置かれた町であり、域内には各種の宇宙関連企業が散在している。
ティトミックは2014年設立。航空宇宙、国防、医療、自動車、建設、造船などの幅広い産業ユーザーを対象にメタル3Dプリンティングサービスを提供している。同社はオーストラリア証券取引所(ASX)に上場している。