アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、経営破綻したドイツの3DプリンティングサービスビューローのフォーワードAM(アディティブ・マニュファクチャリング)の資産を買収したとアメリカの現地メディアが報じている。
報道によると、ストラタシスは自身のLinkedInのアカウントで、フォワードAMの「主たる資産と事業」を買収したと投稿し、資産買収が事実であることを表明している。
フォワードAMは、本社が置かれているドイツに加えて、フランスとアメリカにそれぞれ製造拠点を有し、それぞれの市場ユーザーに各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
フォワードAMは昨年2024年11月21日にドイツのハイデルベルグ地方裁判所に「経営破綻手続」の申請を行い、事実上経営破綻した。フォワードAMは、フランスの大手3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオを買収し、3Dプリンティングの世界で独自のプレゼンスを確保しつつあった。フォワードAMの経営破綻のニュースは、世界中の3Dプリンティング業界関係者へ衝撃を与えていた。
ストラタシスは、2022年にもドイツの別の3Dプリンティングサービスビューローのコヴェストロを買収している。