ベルギーの3Dプリンティングサービスビューローでアディティブ・マニュファクチャリング用ソフトウェア開発のマテリアライズが2025年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は6640万ユーロ(約108億2320万円)で、前年同期比で4%のマイナスとなった。
医療部門の売上高が好調で、3110万ユーロ(約50億6930万円)と前年同期比で19%のプラスとなった。ソフトウェア部門の売上高は980万ユーロ(約15億9740万円)で、前年同期比で6.4%のマイナスとなった。
調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は900万ユーロ(約14億6700万円)だった。特にマニュファクチャリング部門のEBITDAが37万7000ユーロ(約6145万円)のマイナスとなり、全体の足を引っ張った。
マテリアライズのブリジット・ド・ヴェットヴィーセンCEOは、整形外科、循環器外科、心臓外科などの領域で需要が順調に拡大し、医療部門の売上高が伸びたとしている。
マテリアライズは、国別ではドイツとイギリスの売上が伸び悩み始めており、特にイギリスについては工場などでの人員削減が顕著になり、マテリアライズのサービスに対する需要が減少していると分析している。