フランスの3Dプリンターメーカーのプロッドウェイズが2024年度通年決算を発表した。それによると、同社の2024年度の売上高は5870万ユーロ(約96億8550万円)で、前年2023年度の7460万ユーロ(約111億9000万円)から21%のマイナスとなった。ソフトウェア関連の売上高に依存する売上構造から「エージェントモデル」と呼ばれるビジネスモデルへの転換の影響を大きく受けた結果となった。
2024年度通年の営業収支は60万ユーロ(約9900万円)で、2023年度の1400万ユーロ(約23億1000万円)の赤字から黒字転換した。
2024年12月31日時点のプロッドウェイズが保有する現金および現金相当資産の合計残高は1200万ユーロ(約19億8000万円)で、負債総額は200万ユーロ(約3億3000万円)となった。
2025年度の見通しについて同社は、売上高および経常収支のいずれも2024年度を若干上回る程度を見込んでいるとしている。
プロッドウェイズは2013年設立のフランスの工業用3Dプリンターメーカー。独自開発したムービングDLP技術を使ったSLA方式のハイエンド3Dプリンタ-を製造している。