アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズが、2024年度第4四半期決算と2024年度通年決算を発表した。
同社の2024年度第4四半期の売上高は1億1100万ドル(約165億円)で、前年同期の1億1480万ドル(約172億2000万円)から3.3%のマイナスとなった。営業収支は3040万ドル(約45億6000万円)の赤字で、前年同期の3億2730万ドル(約490億9500万円)の赤字から大幅に改善した。調整後EBITDAは1910万ドル(約28億6500万円)の赤字で、前年の1400万ドル(約21億円)の赤字から悪化した。
2024年度通年の売上高は4億4010万ドル(約660億1500万円)で、前年の4億8810万ドル(約732億1500万円)から9.8%のマイナスとなった。営業収支は2億7740万ドル(約416億1000万円)の赤字で、前年の4億600万ドル(約609億円)の赤字から改善した。
スリーディーシステムズの社長兼CEOのジェフリー・グレイブス氏は、「2024年はユーザーの投資意欲の減退などから売上的にチャレンジングな年となりました。特に第3四半期までは新規受注も少なく、厳しい時でした。第4四半期を迎えて工業用3Dプリンターとグローバルサービス部門の売上に改善の兆しが見えてきたことは喜ばしいことです」とコメントしている。