アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが2024年度第4四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億5040万ドル(約225億6000万円)で、前年同期比で3.8%のマイナスとなった。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は1450万ドル(約21億7500万円)だった。
同時に発表された2024年度通年決算では売上高5億7250万ドル(約858億7500万円)で、前年比で8.8%のマイナスとなった。2024年度通年の経常収支は1億2030万ドル(約180億4500万円)の赤字だった。
2024年度第4四半期の売上高は、事前予想の1億4988万ドル(約226億3188万円)を若干上回ったものの、NASDAQで取引されている同社の株価は値を下げ、前日終値から2.54%下げた10.34ドルで取引を終えた。
ストラタシスは、今年2025年度通年の売上高の見通しを5億7000万ドル(約855億円)から5億8500万ドル(約877億5000万円)のレンジと見込んでいる。また、EBITDAについては4400万ドル(約66億円)から5000万ドル(約75億円)のレンジと見込んでいる。
ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「3Dプリンティングの基本的な付加価値が幅広く存在しており、顧客もそのことをご存じです。今後はAI関連技術を取り込んでゆく予定です」とコメントしている。