シーメンスがベンチャー育成ファンド「シーメンス・フォー・スタートアップス」を組成

ドイツの大手電機メーカーのシーメンスが、ベンチャー育成ファンド「シーメンス・フォー・スタートアップス」を組成して話題になっている。米ラスベガスで開催されたCES(ラスベガス国際家電見本市)で発表されたもので、アーリーステージのエンジニアリング・マニュファクチャリング系スタートアップ企業が対象となる。

シーメンスのチーフ・テクノロジー・オフィサー兼チーフ・ストラテジー・オフィサーのピーター・コエルテ氏は、「スタートアップ企業は我々の顧客企業の競争力を高め、よりサステナブルでレジリエントにするために欠かせない重要な存在です。シーメンズはスタートアップ企業のブレークスルーアイデアを活用し、製造業をより俊敏で強固にし、顧客企業のグローバルチャレンジに対決するためのより効果的な最先端技術とツール、そしてソルーションを提供します」とコメントしている。

シーメンスは1847年にベルリンで設立された老舗電機メーカー。情報通信、電力関連、交通・運輸、医療、防衛、生産設備、家電製品等の分野での製造およびシステム・ソリューション事業などを展開しており、世界的な電機メーカーとしてのポジションを確立している。

日本でもシーメンス株式会社が鉄道車両の製造や、情報通信機器等の製造販売を行っている。