エリック・シュミット氏がリラティビティ・スペースに相当額を投資か

GoogleのCEOを長らく務め、同社を世界最大規模のテックカンパニーに育て上げたエリック・シュミット氏が、新興ロケットメーカーのリラティビティ・スペースに相当額を投資しているとアメリカ現地メディアが報道している。

報道によると、シュミット氏は2021年に組成されたアメリカのハイテクスタートアップ企業向けベンチャーファンド「アメリカズ・フロンティア・ファンド」を通じてリラティビティ・スペースに出資し、同社の主力ロケット「テラン・シリーズ」の開発などを後押ししているとされている。

「アメリカズ・フロンティア・ファンド」にはシュミット氏に加えて、ペイパルの共同創業者でペイパルマフィアのドンと呼ばれているピーター・シール氏や、元IBMのCEO兼会長のサム・パルミサーノ氏なども出資している。

「アメリカズ・フロンティア・ファンド」はリラティビティ・スペースのほかに、水素エネルギープラットフォーム開発のハイドロソニックスや、製造業用AIアプリケーション開発のFab.AIなどへ投資している。

エリック・シュミット氏は1955年生まれ。キャリアのほとんどをITの領域で形成し、長らくGoogleのCEOを務めた。現在はカーネギーメロン大学やプリンストン大学の理事を務めている。