アクストラ3DがシリーズA投資で975万ドルの資金調達に成功

米ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置く高速SLA3Dプリンターメーカーのアクストラ3D(Axtra3D)が、シリーズA投資で975万ドル(約14億6250万円)の資金調達に成功した。出資したのはハイテク企業に特化したベンチャーキャピタルのHZGグループを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。

アクストラ3Dは、独自開発したハイブリッド・フォトシンセシス・テクノロジー(HPS)をベースにした高速SLA3Dプリンター「Lumina」シリーズを開発している。アクストラ3Dによると、同社の高速SLA3Dプリンターは、一般的なSLA3Dプリンターの最大20倍のスピードでの造形が可能としている。

アクストラ3Dの創業者でCEOのジアー二・ジッテリ氏は、「調達した資金はカスタマーパートナーシップの戦略的フォーカスとサポートシステムの強化に投じる予定です。また、カスタマーサポートのインフラストラクチャーであるアクストラアカデミーを開設し、ユーザー向けのアシスタンスとトレーニングの提供拠点にするつもりです。我々のソルーションはサービスビューローからラージスケールのマニュファクチャリングまで、様々な用途に対応可能です」とコメントしている。