ナノ・ディメンションのレダーマン副社長が財務状況についてコメント

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーで、デスクトップメタルとマークフォージドの親会社のナノ・ディメンションのジュリエン・レダーマン・コーポレートディベロップメント担当副社長が、ナノ・ディメンションの現在の財務状況についてコメントした。

アメリカ現地メディアのインタビューに対してレダーマン氏は、「(ナノ・ディメンションは)アディティブ・マニュファクチャリング業界においてもっとも多くのテクノロジーを持つ会社としてではなく、もっとも優れた製品ポートフォリオを持つ会社として位置していると考えています」と冒頭に説明した上で、次の様に説明した。

「(アディティブ・マニュファクチャリング関連企業では)経常収支レベルで利益を確保している企業はありません。これはサステナブルではなく、変わらなければならないことです。2024年は業界全般にとって厳しい年でした。特に高金利とマクロ経済の低迷が大きな障害となりました。(中略)しかし、顧客は財務的に安定した会社との取引を望み、長期的な信頼関係を求めるものです。ナノ・ディメンションはそのステージへ向けて成長しているところであり、それができると信じています」

ナノ・ディメンションは先週2024年度第3四半期決算を発表した。それによると、売上高は1490万ドル(約22億3500万円)で、前年同期比で22%のプラスとなった。同期間中同社が失ったキャッシュの総額は300万ドル(約4億5000万円)だった。