アメリカの無人航空機(UAV)製造スタートアップ企業のビーハイブ・インダストリーズが、アメリカ空軍から1240万ドル(約18億6000万円)の業務を受注した。アメリカ現地メディアの報道によると、ビーハイブ・インダストリーズが受注したのはアメリカ空軍が運用している無人航空機とドローンのエンジンの製造とメンテナンスのためのパーツ製造業務。同社はテネシー州ノックスビルにある同社工場で製造を開始するとしている。
ビーハイブ・インダストリーズは、これまでに無人航空機用ジェットエンジンを3Dプリンターで製造し、従来型のエンジン製造方法よりも短期間で低コストでエンジン製造が可能であることを証明してきたとしている。ビーハイブ・インダストリーズによると、ジェットエンジンを3Dプリンターで製造することで従来のコストを最大50%削減することが可能になるという。
ビーハイブ・インダストリーズのゴーディ・フォリンCPOは、「アメリカ軍の歴史において偉大なチャレンジをする機会がえられたことに大変エキサイトしています。我々のアディティブ・マニュファクチャリングによるアプローチは新たな可能性の扉を開け、コスト、パフォーマンス、スケーラビリティのいずれをも大きく改善することでしょう」とコメントしている。