アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローでニューヨーク証券取引所上場のプロトラブズが、ドイツの製造拠点を縮小することがわかった。
プロトラブズが米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、プロトラブズはドイツのエシェンローフにある射出成型工場を閉鎖し、プッツブラムのメタル・レーザーパウダー・ベッドフュージョンサービスを停止するとしている。プロトラブズは、プロトラブズが策定したリストラクチャリング計画の一環であると説明している。
ドイツの生産拠点縮小計画はプロトラブズの取締役会で既に承認されている。プロトラブズによると、計画の実施によりプロトラブズのオペレーティングコストを450万ドル(約6億7500万円)から600万ドル(約9億円)程度削減するとしている。
プロトラブズは直近の2024年度第2四半期決算において、対前年比2.8%増の売上高を計上したが、アナリストらによる当初見通しを下回った。
プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。プロトラブズは日本でも事業を展開していたが、2022年6月に日本での事業を停止し、日本市場から撤退した。