米コロラド州ボーダーに拠点を置くメタル合金ワイヤー製造のフォーティウス・メタルズ(Fortius Metals)が、200万ドル(約2億9400万円)の追加資金調達に成功した。出資したのは412ベンチャーファンド、アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズ、M7ホールディングスなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
今回の追加資金調達により、フォーティウス・メタルズが調達した資金の総額は500万ドル(約7億3500万円)となった。
フォーティウス・メタルズは、3Dロボティクスプリンティングなどの大型メタル3Dプリンティングで使われるメタル合金ワイヤーを製造している。同社の製品は、特にロケット製造などの航空宇宙分野や、軍事セクターなどで広く使われている。同社の顧客にはNASA、アメリカ陸軍、アメリカ海軍、アメリカ空軍などが含まれている。
フォーティウス・メタルズのジェフ・リンツCEOは、「我々は、独自開発したロボティクス・ウェルディングプロセスでアルミニウム・ウェルディングワイヤーなどを製造しています。来年2025年には複数の新型ウェルディングワイヤーをリリースし、特に宇宙や防衛セクターのユーザーにお届けする予定です」とコメントしている。