デスクトップメタルの株価が低水準で推移

イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンションとの合併決議が株主総会で承認されたデスクトップメタルの株価が、承認以来低水準で推移している。

ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、ナノ・ディメンションとの合併が正式に公表された2024年10月3日に一株4.93ドルまで値を上げたがその後徐々に下落し、本記事執筆時点のアメリカ現地時間2024年10月9日の終値では4.80ドルでその日の取引を終えている。

デスクトップメタルを吸収合併するナノ・ディメンションの株価は、合併が正式に公表された2024年10月3日に2.46ドルに上昇したものの同様に値を下げ、本記事執筆時点では一株2.34ドルで取引されている。

ナノ・ディメンションは、デスクトップメタルの吸収合併とは別に、別のアメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドも同様に吸収合併を進めているが、ナノ・ディメンションの直近の株価にはほとんど影響を与えていない。

デスクトップメタルは、2020年12月10日にSPAC(特別買収目的会社)との合併によりニューヨーク証券取引所に上場、一時は312.50ドルの高値を付けた。デスクトップメタルの株価はその後右肩下がりで値下がりし、直近では4ドル台で推移している。