クロマティック3Dマテリアルズが600万ドルの資金調達に成功

米ミネソタ州ゴールデンバレーに拠点を置く3Dプリンティングマテリアル製造・3Dプリンティングサービスビューローのクロマティック3Dマテリアルズが、600万ドル(約8億5200万円)の資金調達に成功した。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。クロマティック3Dマテリアルズは、調達した資金を新工場の建設や新素材の研究開発などに投じるとしている。

クロマティック3Dマテリアルズのコラ・ライビッグCEOは、「クロマティック3Dマテリアルズは、モノづくりをさらにレスポンシブに、さらにサステナブルにするためのマテリアルパフォーマンスとテクノロジーを開発してゆきます。今回の資金調達により、いくつかの市場向けのテクノロジーへの投資が可能になり、我々のマーケットリーチをさらに広げることが可能になります」とコメントしている。

今回の資金調達により、クロマティック3Dマテリアルズが調達した資金の総額は1500万ドル(約21億3000万円)とった。クロマティック3Dマテリアルズには、これまでに3DEO、マントル、Orbex、Q5D、コア・インダストリアルパートナーズなどが出資している。

クロマティック3Dマテリアルズは3Dプリンティング用素材をアメリカ国内で、3Dプリンターをドイツで製造している。同社はこれまでに12種類の3Dプリンティング用素材を開発し、ドイツのダイムラートラックなどに採用されている。