ビッグレップがフランクフルト証券取引所にIPO

ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップがフランクフルト証券取引所へIPO(新規上場)を果たした。ドイツ現地メディアの報道によると、ビッグレップは現地時間の2024年7月31日水曜日にSPAC(特別買収目的会社)のSMGテクノロジー・アクセラレーションと合併し、フランクフルト証券取引所へ上場した。上場後のティッカーシンボルはBIGRで、社名はビッグレップを踏襲する。

ビッグレップは、昨年末頃からSMGテクノロジー・アクセラレーションとの合併によるIPOが現地で噂されていた。

ビッグレップのスヴェン・テートCEOは、「上場により経営をより大きな視座で考えることができ、我々の「バイ・アンド・ビルド戦略」のさらなる追及が可能になります。さらなる成長と他企業とのシナジーのための機会もさらに獲得してゆきます。現在のフランクフルト証券取引所のコンディションは合併へのプレッシャーを強めていますが、上場により我々の株主にとってもメリットがあると考えています」とコメントしている。

ビッグレップは2014年設立。ドイツのベルリンに拠点を置き、創業当初より造形サイズ1立方メートルのFDM方式の大型3Dプリンターを製造、主にヨーロッパとアメリカのユーザーへ提供してきている。同社はドイツの本社に加え、ボストン、シンガポール、上海にも営業拠点を置いている。