フォームラブズがマイクロニクスを買収

米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、スタートアップ系SLS3Dプリンターメーカーのマイクロニクス(Micronics)を買収する。買収方法やバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。

マイクロニクスは、価格3000ドル(約41万1000円)の低価格SLS3Dプリンター販売のキックスターターキャンペーンを開始し、全世界で431人のバッカーから総額135万7939ドル(約2億1949万円)の資金を集めていた。キックスターターキャンペーンでの好調ぶりを見て、フォームラブズがキャンペーンごと買い取る意思決定をしたものと見られる。

マイクロニクスはキックスターターのオフィシャルサイトで、「数週間前、我々はインダストリアルレベルのSLS3Dプリンターをお届けするキャンペーンを立ち上げました。本日、そのミッション実現のためにフォームラブズへ合流することをお伝えします。これにより、キックスターターキャンペーンは中止となりますが、キックスターターでお約束したプレッジはすべてそのまま引き継いで守られます。フォームラブズのプロジェクトとして、改めて仕事を再開する予定です」と説明している。

なお、本記事執筆時点、マイクロニクスのキックスターター公式サイトでは、同プロジェクトのステータスは「キャンセル済み」となっている。