シェイプウェイズがチャプター7を申請、経営破綻

NASDAQ上場で3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズが現地時間の2024年7月日、米デラウェア州破産裁判所にチャプター7を申請し、事実上経営破綻した。チャプター7を申請により、シェイプウェイズはすべての事業活動を直ちに停止した。申請は受理され、裁判所から破産管財人の選任を待つ状態となった。

シェイプウェイズは、直近で協力会社の3DPカスタムマニュファクチャー合同会社に対する短期買付金66万9500ドル(約1億712万円)の返済の見通しが立たず、チャプター7を申請した模様。

チャプター7の申請に伴い、シェイプウェイズのグレッグ・クリスCEO、アルバート・レッチCFO、アンディ・ニードCOOなどの幹部全員が揃って同日付で辞表を提出し、受理された。

シェイプウェイズは現地時間の2024年5月22日時点で、NASDAQの上場適合ルール5250(c)が定める財務諸表等を提出せず、NASDAQの上場適合基準から逸脱する状態に置かれていた。

シェイプウェイズは2008年、オランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとして設立され、主にアメリカとヨーロッパのユーザーを対象に3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレースを運営していた。