SPEE3Dがアメリカ初の製造拠点を開設

オーストラリア・メルボルンに拠点を置くメタル3DプリンターメーカーのSPEE3Dが、アメリカ初の製造拠点を開設した。ニューハンプシャー大学ジョン・オルソン先端マニュファクチャリングセンター内に開設された製造拠点では主にSPEE3Dのアメリカの顧客向けサポートなどを行うほか、各種のアプリケーションのテストなどを行う。

SPEE3Dのバイロン・ケネディCEOはプレスリリースの中で、「オルソンセンターにアメリカ初の製造拠点を設けられたことは、ニューハンプシャー大学のワールドクラスの製造技術とSPEE3Dのイノベーションを融合させることができる理想的なチャンスになります。我々はオーストラリアの会社ですが、ワールドワイドのパートナーと連携し、アメリカでのプレゼンスをさらに強固にしてゆきます」との声明を伝えている。

アメリカでは、ペンシルバニア州立大学がSPEE3DのライトSPEE3Dコールドスプレーメタル3Dプリンターを導入するなど、大学や研究機関などのユーザーを中心に導入が広がりつつある。

SPEE3Dのコールドスプレーメタル3Dプリンティングテクノロジーは、従来型のSLS方式のメタル3Dプリンターの100倍から1000倍のスピードでメタル3Dプリンティングを可能にする画期的な技術とされ、これまでにオーストラリア海軍、イギリス軍、ウクライナ軍、日本の自衛隊などに採用されている。