レイアップ・パーツが900万ドルの資金調達に成功

カリフォルニア州ハンティングトンビーチに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング・サービスビューローのレイアップ・パーツ(Layup Parts)が、900万ドル(約13億9500万円)の資金調達に成功した。出資したのはペイパル出身のピーター・シール氏率いるベンチャーキャピタルのファウンダーズ・ファンドを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。

レイアップ・パーツは、コンポジット素材をベースに完成品パーツなどの製造を得意とするスタートアップ企業。同社にはこれまでにイーロン・マスク氏率いるスペースXや、イーロン・マスク氏が設立したベンチャーキャピタルのザ・ボーリング・カンパニー(The Boring Company)などが出資している。

レイアップ・パーツのザック・イーキンCEOは、「(今回の資金調達により)製造スピードを10倍にし、ツーリングおよびアップフロントコストを大幅に削減して、サービス価格をこれまでの半分にすることが可能になります。長期的に手に入れることができたハイバリューの製品を、今日手に入れることが可能になりました」とコメントしている。

レイアップ・パーツは2022年設立のスタートアップ企業。カーボンファイバー、ファイバーグラス、アラミド繊維、コア素材などのコンポジット素材を使ったマニュファクチャリングサービスを提供している。