シンガポールの3Dバイオプリンティング企業で米NASDAQ上場のステークホルダー・フーズ(ミーテックから社名変更)が、2023年度(2023年1月1日~12月31日)通年決算を発表した。それによると、同社の同期間中の経常収支は1550万ドル(約24億250万円)の赤字で、前年同期の1450万ドル(約22億4750万円)の赤字から悪化した。研究開発費の増加や、ノンキャッシュベースの福利厚生費の増加などが悪化の原因となった。
オペレーションキャッシュフローは1270万ドル(19億6850万円)のマイナスで、前年同期の1480万ドル(約22億9400万円)のマイナスから若干改善した。
2023年度末時点の同社が保有する現金および現金相当資産の総額は420万ドル(約6億5100万円)で、2022年度末の620万ドル(約9億6100万円)から減少した。また2023年度末時点の総資産額は1080万ドル(約16億7400万円)で、2022年度末の1580万ドル(約24億4900万円)から減少した。
ステークホルダー・フーズは、主に生細胞を培養したバイオインクをベースに牛肉や魚肉などの代替肉を3Dプリントしている。同社は、今年2024年からアメリカ市場において自社製品の本格的な販売を開始している。