アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズ(Protolabs)が、2023年度通年決算を発表した。それによると、同社の2023年度の売上高は5億400万ドル(約756億円)で、対年比で3.2%増加した。調整後EBITDAは8320万ドル(約124億8000万円)で、売上高に占める比率は16.5%に達した。
昨年に同社がパーツなどを供給したユーザーの数は5万3千社に達し、過去最高を記録した。買収したハブズのネットワークに参加するユーザーが増加に貢献した。
プロトラブズのロブ・ボーダーCEOは、新興マニュファクチャリング関連企業からの受注が増加し、特にEVメーカーによる試作品や完成品部品の注文が増加したと説明している。ある関係者は、今後もEV関連需要の伸びが期待されると予想している。
プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。プロトラブズは、日本市場からは一昨年2022年6月をもって完全に撤退している。