Xometryが2023年度通年決算を発表

メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが2023年度通年決算を発表した。それによると、同社の2023年度の売上高は4億6300万ドル(約695億5000万円)で、前年2022年度から22%増加した。主力事業である産業用マーケットプレースの売上高が対前年比で30%増加し、3億9500万ドル(約592億5000万円)に増加したことなどが売上拡大に貢献した。サービス部門の売上高は6870万ドル(約103億円)で、対前年比で12%減少した。

営業収支は6700万ドル(約100億5000万円)の赤字で、前年から1200万ドル(約18億円)改善した。

2023年度通年決算の発表とともに、Xometryは新たにジェイムズ・ミルン氏が同社のCFOに就任すると発表した。ミルン氏はユーザー評価サイトYelpの出身で、Yelpのファイナンス戦略立案などを担当していた。

Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。