ソニー傘下イスラエル企業センソス(Sensos)が、2000万ドル(約30億円)の資金調達に成功した。出資したのはイスラエルの大手ベンチャーキャピタルのマジェンタ・ベンチャーパートナーズを筆頭とする投資シンジケート。マジェンタ・ベンチャーパートナーズには日本の三井グループが出資しているほか、日本航空傘下のJALベンチャーズ、住友商事、イスラエルの大手運送企業のイスラエル・カーゴロジスティクスなども出資している。
センソスは、超薄型エレクトロニクスラベルを使った荷物トラッキングプラットフォームを開発、国内外の物流関連企業に提供している。センソスのプラットフォームを活用することで、物流企業はサプライチェーンのトレーサビリティを確保し、コストを全体的に削減することが可能になる。
センソスのユーザーにはドイツの大手化学メーカーのバイエル、DBシェンカーなどに加え、大手鉄道会社のドイツ鉄道なども含まれている。
センソスのアヴィヴ・カストロCEOは、「業界における最先端プレーヤーによる我が社への投資は、我々のチームとソルーションへ対する明確な一票です。我々はアクション可能なデータをトラックし、今日のロジスティクス市場における最適ソルーションに対するニーズに対応します」とコメントしている。