UAEの3Dプリンティングサービスビューローが2000万ドルの資金調達に成功

UAEの3Dプリンティングサービスビューローが2000万ドル(約30億円)の資金調達に成功したとして話題になっている。現地メディアの報道によると、資金調達に成功したのは中東・北アフリカ(MENA)エリアを中心にサービスを提供しているイメンサ(Immensa)社。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。今回の資金調達により、イメンサが調達した資金の総額は3150万ドル(約47億2500万円)となった。

出資したのは中東・北アフリカ(MENA)を基盤とするベンチャーキャピタルのグローバル・ベンチャーズを筆頭とする投資シンジケート。シンジケートの中にはニューヨークに拠点を置くエンデバー・カタリストファンドや、エンジニアリング・アンド・ディベロップメントグループ、エナジー・キャピタルグループ、グリーンコースト・インベストメンなども含まれている。

イメンサはアディティブ・マニュファクチャリングなどの3Dプリンティングサービスを提供するほか、独自開発したデジタル・ウェアハウシング・ソルーションを提供している。デジタル・ウェアハウシング・ソルーションは、顧客のパーツなどのデータをウェアハウジングし、注文に応じてオンデマンドで3Dプリントするサービス。顧客はパーツを物理的に在庫する必要から解放され、在庫コストなどを大幅に削減することが可能になる。