アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが経営リストラクチャリング計画を策定していると現地メディアが報じている。報道によると、スリーディーシステムズは主にオペレーティングコストの削減を旨とするリストラクチャリング計画を検討中で、営業拠点の統廃合や人員配置の適正化などにより、2024年末までに4500万ドル(約67億5000万円)から5500万ドル(約82億5000万円)のコスト削減を目指すとしている。
同時に発表された2023年度第3四半期決算の見通しについて、売上高1億2300万ドル(約184億5000万円)から1億2400万ドル(約186億円)のレンジで、前年同期比でマイナスになるとの予想値が発表された。営業収支および経常収支については、いずれもEBITDAベースでもマイナスになる可能性が高い。また、オペレーティングキャッシュフローもマイナスになる見通し。
2023年度通年の売上高については5億2500万ドル(約787億5000万円)から5億4500万ドル(約817億5000万円)のレンジと見込んでいる。
スリーディーシステムズは、2023年度第3四半期決算をアメリカ現地時間の2023年11月8日に発表する予定。