FATHOMが2023年度第2四半期決算を発表

アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローでニューヨーク証券取引所上場のFATHOMが、2023年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は3450万ドル(約48億9900万円)で、前年同期の4200万ドル(約59億6400万円)から17.9%減少した。

経常収支は730万ドル(約10億3660万円)の赤字で、前年同期の3430万ドル(約48億7060万円)の黒字から赤字に転落した。2023年度上半期の経常収支も860万ドル(約12億2120万円)の赤字だった。

調整後EBITDAは480万ドル(約6億8160万円)で、前年同期の1480万ドル(約21億160万円)から大幅に減少した。

FATHOMは、世界的なマクロ経済の停滞による生産活動の減退が、当期の業績悪化につながったとしている。

FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。

FATHOMは2022年1月にSPAC(特別買収目的会社)のアルティマ・アクイジション・コーポレーションⅡとの合併により、ニューヨーク証券取引所へ上場した。