カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが2023年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2510万ドル(約35億6420万円)で、前年同期比で28%増加した。経常収支は2320万ドル(約32億9440万円)の赤字で、2023年度第1四半期の3620万ドル(約51億4040万円)の赤字から連続で赤字となった。
調整後EBITDAも1750万ドル(約24億8500万円)の赤字だった。2023年6月30日時点の同社が保有する現金残高は4700万ドル(約66億7400万円)となった。
2023年度通年の売上高について、Velo3Dは1億500万ドル(約149億1000万円)から1億1500万ドル(約163億3000万円)のレンジへ下方修正した。
Velo3Dのベニー・ビュラーCEOは、「第2四半期は世界市場で売上を伸ばす中、そして効率化計画とコスト管理計画の実施により、マニュファクチャリングサイクルタイムの改善を果たすかたちとなりました。我々の最先端のテクノロジーに対する需要は旺盛で、記録的な受注数を確保する結果になりました。今後も防衛関連セクターや宇宙関連セクターを中心に我々のプレゼンスを維持してゆきたいと思います」とコメントしている。