メタフォールド3Dが178万ドルの資金調達に成功

カナダのトロントに拠点を置くスタートアップ企業でクラウドベースのアディティブ・マニュファクチャリング・デザインソフトウェア開発のメタフォールド3Dが、178万ドル(約2億4920万円)の資金調達に成功した。

出資したのはベンチャーキャピタルのディファレンシャル・ベンチャーズを筆頭とする投資シンジケート。メタフォールドのシードファンディングを率いたアクティブ・インパクト・インベストメントなども出資した。なお、バリュエーションなどの投資の詳細ついては明らかにされていない。

メタフォールド3Dは、独自開発したファスト・ジオメトリー・コンピュテーションエンジンを搭載した超精密デザインソフトウェアを開発している。

メタフォールド3Dの共同創業者でCEOのエリッサ・ロス氏は、「製造業におけるサステナビリティは、究極的には二つのファクターによって牽引されます。モノづくりで使われる素材の消費量を減らすことと、モノのライフタイムで利用される総時間を増やすことです。3Dプリンティング技術はそのどちらも実現させることができます。そして、そのゴールは、我々のプラットフォームを利用することでさらに近くなります」とコメントしている。

メタフォールド3Dは2020年12月設立。同社のプラットフォームは航空宇宙、医療、自動車、コンスーマーグッズなどの各種の産業セクターのユーザーに利用されている。