ナノ・ディメンションのスターンCEOがストラタシスの株主へビデオメッセージを発信

イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOが、ナノ・ディメンションが現在買収提案をしているアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株主に対してYouTube経由でビデオメッセージを発信した。

スターンCEOは、ナノ・ディメンションによるストラタシスの株式を一株18ドルで買取るテンダーオファーは、スリーディーシステムズがストラタシスに対してオファーしている株式交換と現金の組み合わせによる買収と違い、ストラタシスの株主が確実に現金を手にできる唯一の手段であると主張している。

スターンCEOはまた、ナノ・ディメンションが保有する現金相当資産の残高は10億ドル(約1400億円)を超えており、ナノ・ディメンションはナノ・ディメンションの株主による決議なしに自由にストラタシスに投資できるとしている。

スターンCEOはさらに、ナノ・ディメンションによるストラタシスの買収完了後、ストラタシスの7人の現役員全員を解任するとしている。

ストラタシスに対しては、別のアメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが買収提案をしている。