米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング企業のフォーティファイが、1250万ドル(約17億5000万円)の資金調達に成功した。出資したのはロッキードマーティン・ベンチャーズとRTXベンチャーズを筆頭とする投資シンジケート。なお、バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。RTXベンチャーズは、大手防衛関連企業レイセオン・テクノロジーズ傘下のベンチャーキャピタル。同じく大手防衛関連企業のロッキードマーティン傘下のロッキードマーティン・ベンチャーズとの共同出資を行うのは今回が二度目となった。
フォーティファイは、独自開発したデジタル・コンポジット・マニュファクチャリング(DCM)技術を使い、特にDLPベースのアディティブ・マニュファクチャリングサービスを各産業セクターのユーザーに提供している。特にRF関連アプリケーション分野での研究開発プロジェクトを得意としており、防衛セクターのユーザーと様々なアプリケーションを開発している。
ロッキードマーティンは、防衛関連分野のスタートアップ企業への投資を強化しており、今後もそのトレンドを強化してゆくものと予想されている。