先に大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの買収提案を発表した大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、ストラタシス買収に関するプレスリリースを発表した。それによると、ストラタシスの株主はデスクトップメタル買収後のストラタシスの株式一株に対して、現金7.50ドルとストラタシス買収後のスリーディーシステムズの株式1.2507分の新株を受け取る形になるとしている。それにより、ストラタシスの株主は、5億4000万ドル(約756億円)のキャッシュと、新スリーディーシステムズの株式の40%を保有する形になるとしている。
スリーディーシステムズはプレスリリースの中で、「(スリーディーシステムズ、ストラタシス、デスクトップメタルの三社の統合により)およそ1億ドル(約140億円)規模のコスト削減がただちに実現し、統合後の新会社の企業価値は18億4000万ドル(約2576億円)程度の規模になります。これは、現在のストラタシスの時価総額7億4000万ドル(約1036億円)を大きく上回るものです」と説明している。
スリーディーシステムズはまた、スリーディーシステムズの事業ポートフォリオの特異性についても強調し、特にスリーディーシステムズが持つ医療・歯科医療の領域でのプレゼンスの広さについて強調している。