アメリカのメタル3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、2023年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2410億ドル(約32億5350万円)で、前年同期の2190万ドル(約29億5650万円)から10%増加した。経常収支は1900万ドル(約25億6500万円)の赤字で、前年同期の420万ドル(約5億6700万円)の赤字から大幅に悪化した。非GAAP(米国標準会計基準)の収支は1330万ドル(約17億9550万円)の赤字だった。2023年3月31日時点の現金保有残高は1億5140万ドル(約204億3900万円)となった。
マークフォージドのシャイ・テレムCEOは、「第1四半期史上過去最大の売上をもって一年をスタートすることができました。我々のデジタルフォージに対する需要は世界的に拡大しており、多くのメーカーが我々のメタルソルーションを使ってミッションクリティカルなメタルアプリケーションを開発しています。第1四半期の結果は、今後の四半期の勢いを示すインディケーターであり、売上高と利益率ともに大きく成長してゆくでしょう」とコメントしている。
マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。