ロサンゼルスに拠点を置くロケットメーカーでNASDAQ上場のロケット・ラブが、2023年度第1四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5490万ドル(約74億1150万円)で、前年同期比で35%のプラスとなった。同期間中に打上げた三度の打上性向が収益を拡大させた。経常収支は4560万ドル(約61億5600万円)の赤字で、前年同期の2670万ドル(約36億450万円)から悪化した。2023年3月31日時点の同社の保有現金残高は2億840万ドル(約281億3400万円)となった。
ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「ロケットラブは三度のエレクトロンロケットの打上げを成功させ、強力な一年をスタートさせました。我々は、2023年度において小型ロケットの打上げに成功した唯一の企業です。今年2023年は、行政セクター、民間セクターを問わずに数多くのお客様から仕事を受注しています。また、今年はより大型のニュートロンロケットの打上げも予定しています。さらに飛躍する一年になることを確信しています」とコメントしている。
ロケット・ラブは、今年2023年5月16日にエレクトロンロケットの34度めの打上を米バージニア州で、同5月24日に35度めの打上げをニュージーランドで行うことを予定している。