アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが2023年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億2123万ドル(約163億6605万円)で、前年同期比で8.8%のマイナスとなった。経常収支は2942万ドル(約39億7170万円)の赤字で、一株当たり損失は0.23ドル(約31.05円)となった。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)も1009万ドル(約13億6215万円)の赤字だった。
2023年度第一四半期決算の発表とともに、スリーディーシステムズは2023年度通年の売上見通しを5億4500万ドル(約735億7500万円)から5億7500万ドル(約776億2500万円)のレンジへ下方修正した。
スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「2023年を手堅くスタートし、年間の売上と利益計画を実現する良いポジションを確保できたと思います。第一四半期は季節性の変動を受けやすいですが、売上のパターンは2021年の時と極めて似ています。特に歯科医療部門の売上が伸び悩みましたが、通年では勢いを取り戻すでしょう」とコメントしている。