アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、スウェーデンのSLS3Dプリンターメーカーのウィマター(Wematter)を買収する。買収金額などの詳細は明らかにされていないが、スリーディーシステムズは、今年2023年夏には買収を完了させたいとしている。
スリーディーシステムズとウィマターは、スリーディーシステムズを独占ワールドワイド・ディストリビューターとするパートナーシップ契約を昨年締結していた。
ウィマターは、造形サイズ300mm X 300mm X 300mmの小型SLS3Dプリンター「グラビティ・エッセンシャル」シリーズを製造している。比較的小型で室内に設置できるので、オフィス、病院、研究施設などにも設置できるとしている。また、「グラビティ・エッセンシャル」シリーズは、クローズドループで20種類の素材を活用できる。
スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「ユニークなテクノロジーを持つ企業を買収するという戦略を通じて我々のソルーション・ポートフォリオのラインアップを拡充してゆきます。ウィマターは、比類なきSLSソルーションを開発し、業界に大きなインパクトを与えています」とコメントしている。