Robozeがモンスターエナジー・ヤマハMotoGPと技術提携契約を締結

イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、モーターサイクルレーシングチームのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPと技術提携契約を締結した。発表によると、契約は2023年から2025年までの三年契約で、Robozeはモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに対し、レース用モーターサイクルの消耗部品の供給などを行う。

ヤマハモーターレーシングのミシェル・ガッダ・エンジニアリングマネージャーは、「Robozeという先端テクノロジーパートナーを得ることができたことを嬉しく思います。RobozeのARGO500シリーズは、耐熱性に優れたカーボン製のパーツ供給を可能にします。我々のテクニカルチームにとっては真のブレークスルーです。これまでに何度もテストを重ねてきましたが、結果は非常に満足すべきものです。パーツの重量と製造時間を削減し、スケジュールの納期も守れます。我々が持つ技術上の可能性を発揮するための機会を提供してくれます」とコメントしている。

Robozeは、2022年にイタリアのオートバイメーカーのドゥカティのオフィシャルテクニカルパートナーに就任し、ドゥカティ・レノボ・レーシングチームに競技モーターバイク用スペアパーツを供給している。

ヤマハ・モーター・レーシングは、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスでワークス・チームを運営するヤマハの子会社。2019年シーズンよりモンスターエナジー・ヤマハMotoGPで参戦している。