現在アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株式をTOB(株式買取提案)しているイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、ストラタシスが4月18日に発表したナノ・ディメンション対マーチンソンの訴訟についてのコメントに対するコメントを発表した。
ナノ・ディメンションは、「ストラタシスの株主に十分なプレミアムが載せられた価格のキャッシュによる買取を提供するナノ・ディメンションによる買収提案を否定し、誤った、虚偽の情報を広めようとするストラタシスの活動に失望しています。ストラタシスの主張は、ストラタシスの取締役会による株主をミスリードするための行動に過ぎません。事実は、事実そのものを明らかにします」とコメントしている。
ストラタシスは、2023年3月に行われたナノ・ディメンションの臨時株主総会において、マーチンソンが発議したナノ・ディメンションの四人の取締役の解任決議を出席株主の92%が賛成したという訴えを裁判所が認めたことを、ストラタシスの株主は正しく理解する必要があるというコメントを発表していた。
ナノ・ディメンションは、引き続きアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの株式に対するTOBを実施している。ナノ・ディメンションは、これまでにストラタシスの株主に対し、ストラタシスの株を一株20.05ドルで買取るオファーを提示している。