アメリカ現地メディアの報道によると、アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、従業員の15%をレイオフすることがわかった。デスクトップメタルは、昨年2022年6月にも従業員の12%をレイオフしている。
従業員のレイオフに加え、デスクトップメタルは製造施設の整理統合も行う。アメリカとカナダの四拠点を廃止し、マサチューセッツ、ペンシルバニア、テキサス、ミッドウェストの四拠点に統合する。
これらの一連のリストラクチャリングプランの実施により、デスクトップメタルは2023年度の一年間で5000万ドル(約65億円)のコストを削減できるとしている。
デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「今回のコスト削減プランの実施により、コスト削減と利益率の向上を同時に実現できます。アディティブ・マニュファクチャリング業界は未だ成長過程にあり、マクロ経済的な環境は非常にチャレンジングです。この難しい局面を、ケアとリスペクトをもって乗り切ってゆきます」とコメントしている。
リストラクチャリングプランの発表を受けて、デスクトップメタルの株価は一時17%上昇した。