ブルームバーグの報道によると、アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズが従業員の20%をレイオフする。昨年2022年6月に実施した従業員の6%のレイオフに続く人員削減となる。インポシブル・フーズは約700人の従業員を雇用しているが、140名程度がレイオフの対象になると見られる。
インポシブル・フーズは、昨年2022年一年間の売上高が対前年比で50%増加し、過去最高となったと発表したばかりだった。また、CEOのピーター・マクギネス氏がブルームバーグのインタビューに対し、インポシブル・フーズのバランスシートは健全で、今期の成長率を65%から70%と見込んでいるとコメントしていた。
スタートアップ企業のデータベースのクランチベースによると、インポシブル・フーズはこれまでに総額で19億ドル(約2470億円)もの資金をベンチャーキャピタルなどから調達している。直近の資金調達は2021年11月に行ったシリーズHの5億ドル(約650億円)で、当時の時価総額は70億ドル(約9100億円)だった。
インポシブル・フーズは、ビヨンド・ミートと並ぶアメリカを代表するの代替肉メーカーの二大企業のひとつ。植物由来原料を使った各種の代替肉を製造している。