サイブリッジ・テクノロジーズがファストレイディアスの資産を買収

米ミシガン州デトロイトに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのサイブリッジ・テクノロジーズが、経営破綻したファストレイディアスの資産を買収することがわかった。現地メディアの報道によると、サイブリッジ・テクノロジーズはファストレイディアスの「ほぼすべてのオペレーティング資産」を引継ぎ、ファストレイディアスのブランドでサービス提供を継続するとしている。また、オペレーティングに必要な人員もそのまま引継ぐとしている。

サイブリッジ・テクノロジーズのバイロン・ポールCEOは、「ファストレイディアスをサイブリッジファミリーに向かい入れることに興奮しています。ファストレイディアスの最新のクラウドマニュファクチャリングとAIソルーションを取り入れることでデザイン、プロトタイピング、マニュファクチャリングネットワークをさらに強化し、グローバルテクノロジー企業としての地位を固めることができます。また、ファストレイディアスのチームを受け入れることで、我々の顧客により良い仕事を提供できると確信しています」とコメントしている。

サイブリッジ・テクノロジーズは2019年設立。ラピッドプロトタイピングやプレシジョン・モールドマニュファクチャリングなどのマニュファクチャリングサービスを提供している。

ファストレイディアスは、2022年11月に米連邦破産法11条(チャプター11)を申請し、事実上経営破綻した。ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場していた。