アメリカの大手マニュファクチャリングサービスビューローのFATHOMが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4020万ドル(約56億2800万円)で、前年同期比で3.1%減少した。経常収支は10億4610万ドル(約1464億4000万円)の赤字で、減価償却資産を減損処理したことが結果に反映された形となった。調整後のEBITDA(利子、税、減価償却前利益)は705万6000千ドル(約9億8784万円)の黒字だった。
FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「第三四半期の結果は、難しいマクロ経済の中でキャッシュジェネレーションとコアオペレーションで実績を重ねる我が社の実態を反映したものです。受注残も売上も増加基調にあり、特に9月の売上は予想以上のものになりました。今後もフォーチュン500企業に代表される我が社のクライアントとの関係を密にし、オンデマンド・デジタルマニュファクチャリング・プラットフォームをさらに強化してゆきます」とコメントしている。
FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。