ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5830万ユーロ(約84億5350万円)で、前年同期の5220万ユーロ(約75億6900万円)から610万ユーロ(約8億8450万円)増加した。純利益は140万ユーロ(約2億300万円)で、前年同期の870万ユーロ(約12億6150万円)から大きく減少した。
マテリアライズのエグゼクティブチェアマンのピーター・レイズ氏は、「不確実なマクロ経済環境の中においても、我が社の三つの事業セグメントに対する需要は旺盛でした。売上高は前年同期比で12%増加し、特にソフトウェアの売上が全体を引き上げました。進行するインフレの影響により人件費などが増加しましたが、9月に買収したアイデンティファイ3Dの売上などがプラスに働きました」とコメントしている。
マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。