ナノ・ディメンションが2022年度第二四半期決算を発表

イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1110万ドル(約15億5400万円)で、前年同期比で1000%以上増加した。2022年度第一四半期の売上高の1040万ドル(約14億5600万円)からも6.7%増加した。2022年度初めに買収したグローバル・インクジェット・システムズの売上高などが合算され、売上増の結果に繋がった。一方、同期間中の経常収支は3970万ドル(約55億5800万円)のだった。

ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「全四半期に発表した通り、我々のビジネスプランは拡大し続けています。アディティブ・マニュファクチャリングを変革するという我々のビジョンは拡大し続けており、アディティブ・マニュファクチャリング・エレクトロニクスは、デジタル化が進んでいない産業セクターにおいて特に急速に広がりを見せています。これからもエコフレンドリーでインテリジェント、そして安全な3Dプリンティングテクノロジーを、業界を越えて提供してゆきます」とコメントしている。

ナノ・ディメンションは、今年2022年7月にNASDAQに上場している大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になった。ある業界関係者は、ナノ・ディメンションは、今後もストラタシスの株を買い増す可能性が高いと予想している。