アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズが、日本法人を閉鎖し、日本市場から撤退すると発表した。
プロトラブズの日本法人プロトラブズ合同会社は、自社のウェブサイトで、「プロトラブズ合同会社は日本法人としての業務を終了することとなりました。射出成形サービスは2022年6月8日正午をもって受注を停止しておりますが切削加工サービスは2022年7月15日まで受注を受け付けております。なお、受注状況によっては予告なく変更させていただく場合もございます。ご不明な点については 以下のFAQ(随時更新)をご参照ください」と説明している。
プロトラブズ合同会社は2009年に神奈川県座間市を拠点にで事業を開始、オンデマンドのプロトタイピングや切削加工などの部品加工サービスを提供してきた。
ある業界関係者は、日本における3DCADやデジタルマニュファクチャリング技術の普及の低さを指摘し、アメリカ市場程度の現場ニーズが確保できなかった可能性を疑っている。
プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。