アメリカの大手産業用3DプリンティングビューローのXometry(ゾーメトリー)が2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は8370万ドル(約108億8100万円)で、前年同期比で倍増となった。一方、経常収支は2000万ドル(約26億円)の赤字で、前年同期の950万ドル(約12億3500万円)から大幅に悪化した。3Dプリンティングサービスプロバイダーのトーマスの買収などにより、支出が前年同期比で145%増加したことが響いた。
Xometoryのジム・ラロCFOは、「お客様が我々のプラットフォームにアカウントを開設していただくと、我々はリレーションシップを広げ、長期に渡ってご利用いただけるよう働きかけています。過去12カ月間に5万ドル(約650万円)以上支出してくださったお客様の数は790で、前年から92%増加しています」と売上増加の理由を説明している。
Xometryは2013年設立。全米各地の3000の工場とパートナーシップを組み、メーカーなどの製造業のユーザーにオンデマンドマニュファクチャリングのソルーションを提供している。同社のユーザーにはBMW、デル、GE、NASAなどが含まれている。同社はNASDAQに上場している。